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新約巨人の星・・・の言い訳? [漫画全般]

先日連載が始まって

巨人の星でも阪神の星でもないような・・・・・

な感じを抱いた新約巨人の星なんですが

 

ある意味「言い訳?」というか、なぜこういう展開なのか・・・と言う記事が出ましたね。

 

飛雄馬超えるか…「巨人の星」40年ぶりリメーク

 中高年男性には忘れられない不朽の名作漫画「巨人の星」が、原作の連載開始から
40年ぶりにリメークされて話題となっている。新約「巨人の星」とのサブタイトルで、
先週発売された週刊少年マガジン(講談社)で連載が始まったマンガのタイトルは「花形」。
星飛雄馬のライバルだった花形満が主人公なのだ。果たして「花形」は、スポ根漫画の
象徴・飛雄馬を超えられるか?

 「少年マガジンらしい企画をやろうという話し合いのなかで、巨人の星をやろうという話に
なったのが1年ほど前です」と語るのは同誌の担当編集者。

 「花形」は主役が甲子園の決勝戦でバッターボックスに立つシーンから始まるが、
すぐに話は数年前の中学時代へと飛ぶ。

 
 花形を主役にした狙いの一つを、担当者は「今の子供は貧乏生活から這い上がるといった
設定よりも、何不自由もない子供にした方が共感が得られて、感情移入がしやすいでしょう」と
語る。

 また、「花形が主役とはいっても、当然、飛雄馬もクローズアップされる。原作の飛雄馬の
凄みに近づくのは大変なことで、主役の敵、ライバルという立場におくことで、より原作の
凄みに近づけるのではないかとも考えました」という。

 新連載の花形は、あの特徴的な髪形ではなく、まずは中学校の野球部を仕切る
不良たちと対決するのだが、これは原作にない話だ。

 初回を読んだ読者からは「あれは花形ではない」「巨人の星のブランドだけ
使ったのでは?」といった疑問の声が早くも出ている。

 担当者は「今回のストーリーは基本的に原作に忠実にします。ただ、多少は原作を
膨らませる部分もある。
初回の話は、原作で不良少年だった花形が、不良になる
前の話です」と解説。だから「新約」
なのだ。

 ならば当然、花形や飛雄馬がプロになり、大リーグボールも登場するはず…だが、
そこには大きな壁もあるようだ。

 「プロまでたどり着けるかどうかは分からない…」と担当者が語るように、今のマンガ界は、
人気がでない作品はすぐに打ち切られる宿命
にある。原作は5年に渡り連載され、
プロ入り前の話だけでもかなり長い。

 原作は、故梶原一騎氏のストーリーに川崎のぼる氏が絵をつけたが、今回は梶原・川崎
の両氏が原作で、作画は新人の村上よしゆき氏(24)が抜擢された。

 村上氏は、川崎氏から直接に薫陶も受け、ペンネームも最初は漢字だったが、
川崎氏から「名前は自分と同じひらがなの方がいい」と勧められて変えたという。

 最近のマンガ界では、鉄腕アトムをリメークした「プルート」が大ヒットするなど、
リメーク作品に注目が集まっているが、新約「巨人の星」は成功するのか。

 マンガ評論家の伊藤剛氏は、初回を読んで「花形の眉が太くないじゃないですか! 
パッとみてキャラが花形とは認識できないですね」との第一印象を語り、作品をこう分析する。

 「現代の青春野球少年マンガの初回としては、よくまとまっているとは思う。ただ、
設定が現代でキャラがあれだけ違うと、原作とのつながりは、どうするのか。今の時代、
巨人入りを目指す親子というのもなんだし、一徹は下手すりゃ児童虐待ですよ(笑)。
巨人の星は60年代から70年代の時代背景に抜き差しならない形で張り付いていた
作品ですから」

 担当編集者は「野球人気がない今だからこそ、野球に命をかけるみたいなキャラが
際立つところもあるのでは」とも語るのだが。

 果たして、中学生の花形は、どうやってクルマを運転するのか? 今後、中高年と
少年の興味を引き続けられるかは、お手並み拝見ということになりそうだ。 

 

・・・記事中でも「打ち切りの危険性」についてすでに触れられている辺り、前途多難ですねぇ・・。

 

 


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コメント 4

すぐに消える魔球漫画

 ”連載打ち切り”も有り得るそうですが、真摯で情熱的だった ”巨人の星”に比べて、今度の "新約”のキャラクターは、あまりにも ”人間が軽すぎる” のでは無いでしょうか。
 この調子では、将来G-T戦で 新・花形が ”星クン!これでも大リーグボール1号を投げる自信が有るのかね” とバットを股間に構えたり、あるいは新・飛雄馬が得意になって、勝利インタビューで ついポロっと ”土けむりの秘密”を漏らてしまい、他球団のピッチャー達も皆、大リーグボール2号を投げまくるように成るとか・・・・・楽しみですねぇ。
by すぐに消える魔球漫画 (2006-09-03 19:10) 

厚樹

■すぐに消える魔球漫画 さん
超大作の序章なので・・・という事かもしれませんが

序 章 の ま ま 打 ち 切 ら れ た ら ど う す る

なんて心配もしてしまうわけで(汗)
あれだけマスコミで取り上げられて(取り上げさせて?)半年-1年程度
で終わってしまうとマガジン編集部の信頼が揺らいでしまいますしねぇ
by 厚樹 (2006-09-07 20:51) 

すぐに消える魔球漫画

  厚樹さん、ご返信有り難うございます。

 うーん、なるほど・・・”序章”で打ち切られたら、プロ対決も見られなく
なっちゃいますよね。
 
 ラストは今風でしたら、”対・花形ノックアウト打法の火の玉特訓が、あまりにも熾烈なため、父・一徹がそれこそ児童虐待で逮捕! 父に反発、怒り心頭の新・飛雄馬は自宅の長屋に放火するも、和解して巨星をめざす” 所で ”廃載” じゃなくて ”休載”・・・とか?

 せめて甲子園大会までは、行ってほしいですよね。

 まぁしかし、考えてみれば ”巨人の星”の続編 ”新・巨人の星”とて
事実上の ”打ち切り”でしたから、もう慣れっコです。
あの時も? ”打ち切りの予兆”は有りました。 

 星が新魔球 ”大リーグボール右1号”を完成したのに、ライバル達は
”この魔球は打てん。よし、星のストレートを狙い打とう!”・・・に、え?

 その”右1号”も花形にホームランされるのですが、長島監督の ”なーに、花形個人に打たれただけだ。 まだまだ他の打者には通用するからなッ” の一言で、魔球続投!・・・に、えぇ?
 
 結局、魔球は左門によって痛打されてジ・エンドでしたが、”お約束の
魔球の謎解き(=なぜボールが3つに見えるのか)” が無かったので
・・・・ええぇ?

 ”新約”も、そう成らない様に頑張れるものなら、頑張って欲しいです。
 どうせオリジナルを逸脱するなら、良い意味で思いっ切りハメをはずしても、良いじゃないですか。

 ” 打ち切られまい、打ち切られまいと描いた漫画ほど、モロイ物は無い。 打ち切られて結構! いや、もう1歩すすんで、打ち切ってもらおう!!”  ・・・この精神ですよ。
by すぐに消える魔球漫画 (2006-09-10 00:31) 

厚樹

■すぐに消える魔球漫画 さん
打ち切りが現実化するかどうかはわかりませんけど、某週刊飛躍では
作品名が「突き抜けろ」で、ホントに10週ちょっとで突き抜けた伝説の
作品がありますので(いろんな意味で突き抜けてましたが)突き抜ける
気持ちで突き進むと、再来になりそうで怖いです(笑)

しかし、旧作をどの辺までなぞる事になるんですかねぇ・・・・。
by 厚樹 (2006-09-11 23:08) 

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